「頑張る」には罠がある説

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私たちは、普段「頑張る」という言葉を使ってますよね。
実は、私はこの言葉が嫌いです。

そう言うと、ものすごくネガティブな人に見られるかもしれませんが、私はものすごくポジティブな人です。
というわけで、今回は「頑張る」というワードの落とし穴について書いていきます。

私たちが普段使う「頑張る」という言葉の意味

私たちが「頑張る」というときは、次の二つの意味をもって使われています。

  • やってみる(挑戦する)
  • やる(継続する)


どちらもポジティブで良い意味に見えます。実際、頑張っている人はすぐに動く人、どんな壁にぶち当たっても何度失敗しても挑戦し続ける人、そんなイメージがあるでしょう。
ですが、周りの人たちを見渡してみて、あるいは自分を見つめなおしてみてください。
悪い意味で「頑張りすぎている」。そのために睡眠時間といった健康面、メンタル面、大事な家族と過ごす時間、自分だけの自由な時間を犠牲にすることはありませんか?
日本人は寡黙に、不平不満を漏らさずに仕事をこなす(≒頑張る)ことを美徳と考える人が多いです。私もこのような姿が美徳と感じる一人です。
この「頑張る」という言葉が美徳とされすぎたことが、現代社会に問題が発生していると私は主張します。

「やってみる」(挑戦する)ことの落とし穴

「やってみる」とは、「タスクを増やす」事です。
私たちは「頑張れ」と言われたり、「頑張らなきゃ」と考えたりすると、「タスクを増やす」結果になります。
ですが本来、「やってみる」事が可能なのは【余裕があり、できると思える人】だけです。
「できそうにない」と思えるタスクは、頑張ったところで奇跡が起きないと結局できません。
「やってみる」=「無理をする」
ということが私の主張です。

「やる」とは

「できる事をやる」これを言い換えると、「意識しなければできない」となります。
これをやる、「やり続ける」ということは、「継続する」ということです。
「継続は力なり」とよく言われるように、これができていればそれだけで既に「頑張っている」状態です。


だができる人は「【なんでも挑戦しろ】とか、【いつやるか、今でしょ!】とか、【今が頑張り時だ!】」と言います。
彼らの言葉は嘘なのか?

彼らの言葉には嘘がありません、真実です。
でも、彼らが使う「頑張る」と私たちが使う「頑張る」は、意味が異なります。
だから、彼らが「頑張れ!」と言うと、私たちには「無理をしなさい!」と聞こえ、実際無理をしてしまうのです。

私たちとできる人の「頑張る」という意味の違い

できる人にとって「頑張る」とは、次の3つの意味になります。

  • やってみる (増やす)
  • やる    (継続する)
  • やめてみる (減らす)


人間だれしもキャパシティがあります。キャパシティの大小に個人差はあるけど、タスクを増やし続ければ、それを減らさない限り溢れてしまいます。
成功する人はおそらくそれを無意識にやっていたり、無自覚に知っています。
だからできる人は「頑張る」という言葉の中に「やめてみる」を含めているはずです。
「俺は頑張り続けたから成功した。」
そういう人は、確かにその人の中では間違ってなく、しかし我々がそれを実践すると間違えるのです。

だから私は「頑張る」という言葉が嫌い

「頑張る」という言葉は、人それぞれに程度が変わるはずです。
【「できない」と思う事でもまずは取り組む】タイプの頑張り屋がいるし、
【コツコツと自分ができる事を続ける】タイプの頑張り屋もいる。

そのため、「頑張れ」と言われたときや、「頑張らなきゃ」と考えた時に明らかに無理をする人がいます。
二年前の私もその一人でした。
私の場合はまじめな性格で、基本的にイエスマンでした。
「頑張ります」と「頑張らなきゃ」を毎日言う生活をしていました。
そんなある日、キャパシティを超えた私は自分を含めてたくさんの人を巻き込んだ、大きな人災を起こしました。
美化されすぎた「頑張る」に捉われて、不幸になる人はこの日本にたくさんいると思います。
私は、「頑張る」という言葉を嫌いと言い切ることで、心が楽になりました。

今回の記事は、私のように心が楽になる人が一人でもいればいいなと思い、書いてみました。

次回「やめてみる」

という事なので、私たちが今目を向けるべきことは「やめてみる」事だと思います。
次の更新では「やめてみる」について投稿しようと思いますので、ぜひ次回も読んでみてください。

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